アイラブヤスバ

まだまだ新米eighter

超新米eighter 7 46

 

    

 


考えた末
予約を
キャンセルした
福岡


9月15日

1度
生で
聞いてみたかった
男性ボーカリスト
ライブ

LINE枠で
まさかの当選


前週
腹のコルセットが
生々しい
ギタリスト達の
グッズ
プレ販売で
水曜日から
5日間
通いつめた
東京ドームに

いまだかつて
見たことの
ない
光景が
いっぱいに

いっぱいに

拡がって
肩が
震えた

面白すぎた


上下白スーツに
胸元を開けた
ツルツル素材の
派手なシャツに
白ハット

白スーツの
背中に
刺繍された
男性ボーカリスト
名前
白ハット


ツアーTシャツに
タオル

タオル

タオル

白ハット


特攻服というのを
間近で見たのは
初めてだったし

本当に
なんだかんだ
刺繍がしてあるんだと
横目で
チラ見


男性ボーカリスト
似せた髪型の
白スーツ集団が
何十
何百の
同じ様な
白スーツに
取り囲まれて
写真撮影

「上の方の人たちよね」

着飾った
女たちが
話していた


上の方?
上って何?

ファンクラブ会員に
上下関係が
あるのだろうか


わからないけど
とりあえず
入場しようと
歩き出して
また

キョロリ
キョロリ

目を
奪われる


どう見ても
ホンモノの
そちらの筋の
方々


金ピカ
スキンヘッドの
おっさんどもが

ドーム正面の
男性ボーカリスト映像
見たさに
うじゃ
うじゃ

その場に
止まって
動かない

動けない

満員電車か


入場だけで
汗だくだった

 

41ゲート

センター寄りで
見渡せる席では
あったけれど

チケット代
16,000円は
高すぎないか?


右隣は
ツアーT

左隣は
ビジネススーツに
ツアーT
上着
脱いで
埃だらけの
座席の下へ
突っ込んでいた


二人とも
大きなタオルを
しっかり
持った
お一人様参加の男

座席に付いた
光る
バングルの
付け方を
教えてくれて
ありがとう

ちょっと安心

したのも
つかぬ間


アリーナから
沸き起こる
コール

時計は17時20分

開演は18時だけど?


アリーナの
各ブロックで
それぞれ
白スーツ集団から
始まる
コール

男性
ボーカリスト
下の名前の
上の方に
「ちゃん」をつけて
ひたすら
コール

コール

コール


大合唱


白スーツたちが
コールすると
周りの
みなさんも
もれなく
コール


そのうち

どこからともなく
ウェーブが
起きて


2階席の
白スーツ集団と

天井席にも
いる
白スーツ集団が

順番にコール


もれなく
周りの
みなさんも
コール

ウェーブ

コール

ウェーブ

ウェーブ

ウェーブ

コール

コール


なんだ
コレは

まだやるのか

応援団か


ポカーンとしている
私以外は
全員参加

隣のふたりも
叫ぶ
叫ぶ


開演前に
こんなにも
盛り上がる
ライブは
初めて


18時
10分前に
流れた
男性ボーカリスト映像に
拍手喝采
途切れぬ
歓声

 

本人が
登場したら

どうなるのか

 

 

時間を
少し過ぎて
客電が
落ちた

さっき
腕に
つけたヤツが
約3秒
間をおいて
光る

この間は演出か?
担当者のミスか?

どちらでもいい

凄まじい
歓声


同じ様な光景を
先週
4日間も
見たけれど

ぜんぜん違う


エイター負けてる

 

ついに
出てきた

キタ
キタ
キタ

白スーツに
ハットの
男性ボーカリスト


耳の穴が
割れちまうような
コール

 

ここから


ここからが
スゴかった


賑やかな曲は
前奏で
コール

両方の腕を
ピンと
交互に
上にあげ
コール

ずっとコール


歌が始まると
拍手

曲に合わせた
手拍子

ずっと手拍子


間奏で
またコール


曲が終わると
大歓声とコールと拍手

 

スゴいぞ

 


エイターの
2,000倍くらい
熱い


2曲目も
3曲目も

変わらず
熱い

熱すぎる


こいつら
最後
全員死ぬぞ


曲調が変わると

静かな曲になると

全員が
座って聴くのを

この時は
まだ
知らなかった

 

そうか
こいつらも
やはり

疲れるのか

 

座っていても
前奏
間奏の
コールと
拍手
手拍子は
変わらないが

体力は
温存される

ちゃんと
計算されている!!

 

気になったのは
周りが
誰も
水分を
とらないこと

ぶっ倒れるぜ
おまえら


ポカーンの
私だけが
ポカリがぶ飲み
だって
熱い

やけどする


この日
東京ドームに
いた
彼らを

男性ボーカリスト
「ファン」と
呼ぶには
言葉が
軽すぎて

尊敬と
敬愛とで
結成された

応援団


男性ボーカリストの為なら
この命
よろこんで
捧げます的な
気概が

飛び散る
銀テープと一緒に

空間を
覆いつくす


ああ そうだ

この
男性ボーカリストこそが
まさに
こいつらの
idol

これこそが
idol

彼らは
ファンでは
なく
男性ボーカリスト
崇拝してやまない
信者

そりゃ
熱くもなる


エイターなんざ
足元にも
及ばない

 

あの男が
いつも

「アイドル」やってますと
言うのを

それは
違うと
思っていた

idolとは
偶像

神以外に
崇拝される対象

idolかどうかは
崇める側が
感じるものであって
てめえで
名のるなんざ
ちゃんちゃらおかしい

拘ることは
ない


idolになれば
いい


69歳になった
男性ボーカリスト
最高に
イカしてたし

グレイトだった

 

37歳おめでとう


超新米eighter 1~132 http://blogs.yahoo.co.jp/vivasyota/1517022.html